Column よしい〜のコラム
2025.10.14
🌲SPFの2×4材と吉野杉の2×4材を比較!特徴・強度・使い分けをわかりやすく解説
ホームセンターでよく見かけるSPF材の2×4材。
DIYで使用するときも、2×4規格の各種金具が市販されているのでとても便利ですね。
当店では、国産の吉野杉を2×4規格に製材した材を扱っています。
本記事では、SPF材と吉野杉の2×4材の特徴・強度・耐久性・使い分けについて、初心者にもわかりやすく解説します。
◆SPFの2×4
◆吉野杉の2×4サイズ
🌲SPF材とは?2×4材の定番として人気の理由
SPFとは、スプルース(トウヒ)・パイン(マツ)・ファー(モミ)の頭文字をとった木材の総称です。 主にカナダや北米で生産され、日本に大量に輸入されています。
🔸 SPF材の特徴
・価格が安く入手しやすい(ホームセンターで定番)
・まっすぐで均一な品質
・加工しやすく、DIY初心者でも扱いやすい
・白っぽく清潔感のある見た目
ただし、SPFはやや柔らかい木材で、傷がつきやすく、湿気に弱いという弱点があります。屋外で使う際は、防腐剤や塗装などのメンテナンスが必須です。
🌲吉野杉とは?日本が誇るブランド杉を2×4規格で活用
「吉野杉」は、奈良県の吉野地方で古くから育てられてきた日本屈指のブランド杉です。 400年以上続く林業の中で、真っすぐで細やかな木目を持つ木として高く評価されています。
🔸 吉野杉の特徴
・木目が美しく高級感がある
・軽くて扱いやすい
・調湿性・抗菌性が高く、室内環境に優しい
・国産材として安心感がある
🌲SPF材と吉野杉の2×4材を比較|強度・耐久性・用途の違い

SPFは工業的に品質がそろっているため、構造材やDIY家具に向いています。
一方、吉野杉は軽くて扱いやすく、見た目や質感を重視したインテリアや内装材にぴったりです。
重さを実際に比較してみました
〇SPF 2×4材 L=91cm 1.8g

〇杉(赤身)2×4材 L=91cm 1.2kg

※2×4 L=91cmで、杉の方が0.6g軽いです。(木材の個体差にもよります)
🌲どちらを選ぶ?用途別おすすめ
🛠 SPF材がおすすめのケース
・コストを抑えたい
・構造材や棚など、見えない部分
・加工や組立を重視するDIY用途
👉 例:棚、下地材、枠組み、カウンター骨組みなど
🪵 吉野杉の2×4材がおすすめのケース
・自然素材の質感を楽しみたい
・室内の見える場所で使いたい(棚板・家具・壁面など)
・国産材や地域材を使いたい
👉 例:壁面棚、飾り棚、家具、内装仕上げ材など
また、国産材を使うことで衰退する日本林業の活性化やカーボンニュートラルへの貢献にもつながります。
🌲まとめ:SPF材と吉野杉の2×4材、使い分けがポイント!
SPF材と吉野杉の2×4材には、それぞれに強みがあります。
◆SPF材:安価で加工しやすく、DIY初心者にも最適
◆吉野杉:加工しやすい、香り・見た目・調湿性に優れ、国産の安心感がある
私個人としては、吉野杉をおススメします。
なぜなら、DIYで作品を作った時の質感が全く違うからです。SPFに適わないとすれば価格のみでその他は、いい勝負!
また、日本の産業を守りたいというのもあります。
価格が適わないと言いましても、当店の店頭価格杉の節有の場合はSPF材より10%程度高いだけです。
ECサイトでの販売は、決済手数料、梱包、長尺物の高い送料の関係で割高になってしまっています。もし、奈良に来られることがあれば店頭引き渡しでキャッシュバックさせて頂いています。
店頭価格は、「ASK」でお願い致します。
構造材や実用的なDIYにはSPF、デザインや心地よさを重視したい場合は吉野杉を選ぶのがおすすめです。
木の香りや質感を活かした空間づくりに、ぜひ吉野杉の2×4材を取り入れてみてください。
最後まで、お読み頂きありがとうございます。
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皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。